ネブラスカ 二人の心をつなぐ旅
昨日、出かける前に8時近くにしか帰れないことを伝え、
夕飯がその後でいいか確認をしてから出かけたのに、
映画館から出たら着信の嵐。
80歳近くなった父は最近、物忘れが酷いのはもちろんのこと、
自分のミスを認めなくなってしまい、毎日小さなトラブルが後を絶たない。
そんな中で本日鑑賞した『ネブラスカ〜ふたつの心をつなぐ旅』。
年老いた父母と付き合うことが、いかに大変で、
それでいて外から見たら微笑ましいものかつくづく感じられる映画だった。
思い込み、こだわりがどんどん強くなって、客観的視点がどんどん弱くなる。
それはきっと誰にでも訪れることで、特別なことではない。
それに、私にとってはそういう子どもたちの居場所をどうやって作っていくかは
仕事の中で毎日考えていることのはず。
でも、在りし日の立派な姿を記憶している父母に対しては
同じ気持になかなかなれないんだよなぁ。
・・・と思いつつも、やっぱりこの変化を嘆くだけではなく、
チャンスにしていくことを考えることが、お互いのために必要なんだろうな。
とてもシンプルなのだけど、そのために必要なのは、
やはりしっかりと向きあうこと。
理由はともあれ、父親とふたりきりで旅に出て、
父が若かりし日を過ごした場所で若いころの父を知る人々と出逢い、
父親がどんな人生を歩んできたのかを噛み締めた息子は、
父との出会い直しを果たしていく。
人に歴史あり。
どんな人にも、その人を培った経験があり、
それを知ることでおおらかな気持ちになれる。
あまりハリウッド映画ではお目にかかることのない
さびれたアメリカの田舎の風景がモノクロで映しだされるのも、
その「歴史」にリアリティを感じさせる。
切ないテーマながら、そこここに散りばめられたユーモアが、
決して重苦しくせずに二時間を楽しませてくれた。
ギターが印象的なアコースティックな音楽も素敵だった。
両親のお守りに疲れてる人にはおすすめです(^^;;

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