渓嵐国泰山海紘宮

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July 2012

July 09, 2012

学びの共同体 公開授業

 7/7(土)名護の東江中で学びの共同体の公開授業があるとのことで
 見学してきた。
 (学びの共同体については、
  http://manabi.justhpbs.jp/index.html
  をご参照ください。)

 まずは、公開授業。
 1年生の数学で図形の面積を求める単元で、
 最初に三角形、円と言った基本的な図形の求積の公式を確認したあと、
 応用問題(ジャンプ問題というらしい)が提示され
 4人の班(基本は男女二人ずつ)でその方法を考えていく。
 ちなみに出されたのはこれ。ちなみに円は正方形に隣接している。
 この図形の色のついた部分の面積を求める数式を作る。

Jump

 最初に提示された時、私自身がすぐには方法を思いつかなかった。
 私が数学が苦手なので、あてにならないかもしれないが
 中1にしては難しい問題なのではないかと思った。
 班での様子を見ていると最初はやはりなかなか進まない様子であったが
 どこの班も、時間をかければそれなりに進んでいた。

 10班のうち、解けたのは最初からわかってるらしい子のいた1班。
 もう少しで溶けそうな惜しいところまで行ったのが3班で、
 私はそのうちの一つの班を見てたのだが、
 その中で多くの子が「まずは聞いて!」「◎◎の話、聞こうよ!」と
 お互いに聞き合うことを自然と重視している様子が見られたことが
 とてもいいなと思った。

 よく研究授業を見に行くと、発表することばかりが重視されて
 それがよく聞き取られていないことが気になる。
 自分の授業の中でも、自分の意見を言うことだけが大切だと思っているような
 (他人の意見と絡めない)発言をする生徒がいる。
 授業が学びの場ではなく、主張の場だと勘違いしているのだ。
 授業後の講演でも
 「話し合いは活発でない方がいい。大切なのは学びだ」
 という言葉が何度も出てきた。
 教師はどうしても活動に目を奪われがちだ。
 見た目が動いていないと、不安になってしまう。
 しかし、思考しているとき人は動かないものだ。
 その思考の部分を重視することは
 忍耐を要求されるとともに、観察力が求められる。
 それが教師が身につけなければならないスキルだろう。

 半分以上の班ができなかったのだから、
 問題があるのではないかと思う人もいるだろう。
 しかし、大切なことは、問題の解き方を知ることではなく
 解き方を考えだす思考の流れ、である。
 「問題を解く方法」はあとで共有すればいい。
 そこに至るまでどういうふうに思考を動かすかを訓練することが
 大切なのだ。
 学びの共同体の授業は、思考をするための訓練をしているのだと
 実感できた。

 よく、某教科の教師が
 「とにかくよく出る問題形式をどれだけたくさん覚えるかが勝負」
 というようなことを言い、
 授業ではひたすら演習をさせながら授業時間が足りないと言っている。
 ほんとに馬鹿げた話だと思う。
 そんな授業は、受験のためにしか役立たず、
 生徒の人生に何も残さない。

 手法からすれば、普段私が取り入れているものと
 ほぼ変わらないのだけど、
 「話し合いが活発だと学びはない」ということを肝に銘じ、
 忍耐強く待つことを覚えることが必要だとわかってよかった。

 取り入れた東江中ではもういろいろと変化の兆しがあるようだ。
 沖縄では国頭地区も取り入れているらしい。
 数年後、やんばるから高校に入ってくる生徒がどう変わっているか
 とても楽しみである。

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雅俗共賞〜最近観た映画〜

  • 真珠の耳飾りの少女
    :
    光の変化を感じ取るものと、そうでないもの。それを人々は「芸術を解するか否か」と表現するのだけど要は感性の問題。美とか快とかいうものの一致こそが人を理解する根本を成すのだと思った。映像がもの凄くきれい。 (★★★)

音吐朗朗〜最近聴く音楽〜

  • 雪月花
    YUMING: WINGS OF WINTER,SHADES OF SUMMER 
     時に、出会いは偶然。4年も前に発売されたこのアルバムを、今日、このタイミングで初めて聴いたのも、偶然。十代の頃から、ユーミンの曲の「やさしさに包まれ」て、歌詞の鋭さに突かれて、何度も窮地を切り抜けてきた。今回も、きっと背中を押してくれるね。どんな状態になっても、私らしく、凛といること。そうきっと「悲しみにも時は流れ 海へと注いでいく」のだから。 (★★★★★)
  • 『愛と欲望の日々』&『Lonely Woman』
    サザンオールスターズ:
    『大奥』のようなドラマを軽やかにするのはサザンしかいないのかも。女の情念なんてハレルヤ!ってなもんかな。きらびやかなジャパネスク調のサザン(世は万葉あたりね)、実はかなり好き(^-^)『Lonely Woman』は秋冬のサザン。実はサザンは全天候型なのよ(笑)(桑田さんは雨男だけど) (★★★★)
  • 乙女ノックアウトナイト
    比屋定 篤子: ひやじょう
    久々発売の4thアルバムのお気に入りの曲。もう大分前からライヴでは歌われていたけど、毎回このテンポにくらくらでした(^-^)レコード会社の人からこの題名は・・・と言われたらしいけど、この題名あってこそ、だと思う。オザケンの『東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディーブロー』を思わせますです。 (★★★★)
  • ミモザ
    ゴスペラーズ:
    最近、どれを聴いても同じに聴こえる(爆)新しい刺激が欲しいよぉ。でも、サビの黒ポンの声は良いね。あとCMの唐沢くんもね。 (★★)

錦心繍口〜最近読んだ本〜

  • J・K・ローリング: ハリーポッターと秘密の部屋
    ハリーポッターシリーズは、話題になってすぐに1作目を読んだのだけど、正直、あまり興味が持てず、そのままにしておいた。が、最近、生徒と面接の練習をしている時に「教育学部に行きたいと思ったのは、ハリーポッターシリーズのダンブルドア校長先生の影響があります」というのを聞いて、改めて読んでみようと思った。この巻でも、自分がスリザリンと関係深いのではないかと悩むハリーに、「大切なのは、どう生まれたではなく、何を選ぶかだ」と助言するところがいちばん心に染みた。なるほど、教育指南書として読むハリーポッターもありだな、とシリーズ読破を試みている。それにしてもロックハートは、ひどすぎる教師だ(笑)
  • 竹田 青嗣: 「自分」を生きるための思想入門
    思想とは、社会的には人間に「正しいこと」を教えるものではなく、社会の中で絶えず「より合理的な関係」を作り出していくための“技術”であり、実存的には、個々の人間が、自分の生全体から「より大きいエロス(生きる喜び)」を引き出すための有効な“技術”であるという主張には、目から鱗が落ちた。自分が目指す生き方のために、様々な思想家の思想をどう理解し、どう選び取るか。哲学とはかくも実用的なのかと感動した。さて、私は、何をえらべばいいのか。それこそ、自分でしか決められない実存的問題なのである。 (★★★★)
  • 鈴木 真砂女 ・黛 まどか : 恋がすべて
    新旧女流俳人対談集。鈴木 真砂女という名前は知っていたが、こんなにも壮絶な恋をした人だったとは・・・その激しさと、強さと、美しさに号泣。魂が惹かれあうというのは、きっとこういうことを言うのだろうな。そんな巡り会いがひとつあれば、人はしあわせなのだと思う。黛さんも、そういう恋が出来るといいですね(笑) (★★★★)
  • 小谷野 敦: モテない男
    ものすごく面白くて、旅行中に二日で読み終えて、友人に押し付けてきた(笑)「恨み言」的な体裁を取りながら、しっかり分析されているところが流石。「恋愛はしなくても生きていける」と提唱したいけど出来ないジレンマが面白かった。(なんて言ったら怒られるかも)私はやっぱり本居宣長派の恋愛至上主義です(^^; (★★★★)
  • 養老 孟司: バカの壁
    今更ですが(笑)これって、ベストセラーなんだよね?一昨年、日本でいちばん読まれた作品なんだよね?こういう「もっともなこと」の溢れた本がそんなに売れてるのに、こんなにどうしようもない社会なのは何故なんだろう?(^^;「個性」についての考え方など、とてもわかりやすくて的確だと思いました。 (★★★★)
  • 瀬尾 まいこ: 図書館の神様
    文学音痴のでもしか国語教師が主人公。結構いるんだよね、実は(爆)私、もの凄く苦手なんだけど(爆)でも、まぁ、現代的には響きやすい話なのかもしれない。これをきっかけに漱石や周五郎を読む人が出れば、それはそれで良いのでしょう(^^; (★★★)
  • 小谷野 敦: 性と愛の日本語講座
    近現代文学における性愛に関係する言葉を、まじめに調べた一冊。下世話に思える言葉であろうと、いくつもの出典に当たって読み解いて行く作業はまさに国文学。大学でやってたことを思い出して楽しかった(^-^) (★★★★)

気韻生動〜最近観た舞台〜

  • Dr.TV
    福澤一座:
    福澤一座の第二回公演。言葉とテレビにこだわったこの作品群は、これからも小さなエピソードを繋いでいく形なのかな?正直言って、去年の方が面白かったなぁ(^-^;)しかし、森圭介アナはやっぱり好み(^^;一瞬「畑中くん?」と思う部分があって、やっぱり好きなタイプが似ていることが判明。結局ショタコンか(爆) (★★★)
  • SHIROH
    劇団☆新感線:
    歌うような台詞、とよく言うが、歌がきちんと台詞になっていることに感動。上川さんはとても歌が上手いと言う訳ではないのだが、すごくまっすぐに体に染みてくるのだ。『マイ・フェア・レディ』の レックス・ハリスンみたい。もう一人のシロウ、中川くんはもの凄く歌がうまかった。そして、ロック。それから迫力の群舞。すごい。少しは見習え<『クラ○ディア』(爆) (★★★★)
  • 『スキップ』
    演劇集団キャラメルボックス: タイムトラベルシアターVol.1
    都合三回鑑賞。一度目は現在の自分に重ね合わせて観てしまって号泣。二度目は少し冷静になり、自分が頭の中でだいぶ補って見ていること気付く。それでも、告白されると泣いてしまう(;_;)3度目の千秋楽は、坂口さんの熱演にまた引き込まれ、クライマックスでやっぱり涙を禁じ得ない。とにかくさわやかに泣けた。演劇としての構成の問題などはあるのだろうけど、小説も含めて十二分に『スキップ』の世界を堪能できたことに感謝。 (★★★★)
  • 沖縄ラーメンズライヴ
    ラーメンズ:
    『沖縄ラーメンズライヴ  サーターアンダギーは見かけのシンプルさの割に名前が長過ぎ  A&Wは貴方と私の略。  ラーメンズにとって沖縄が楽園になるかどうかは客次第』 やっぱり頭の良い人の考えることは面白い。 (★★★★)
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