渓嵐国泰山海紘宮

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February 2011

February 05, 2011

桑田佳祐 プレミアムリスニングパーティー 本編Part3 #kuwatamm

あきらかに、後半にいくに連れ
記憶があやしいレビューになってしまってますが(^^;;
私の脳のキャパが露呈してる気がして
怖くなってきた最終Part3、行きます!!

13.本当は怖い愛とロマンス
新作MV!
メイドっぽい女の子がニコ動で桑田さんが歌ってるのを
見てるというなんとも今風な映像。
個人的にはYouTobeではなく、ニコ動ってのが
よりヲタクっぽくてツボ。
この曲は、なんと言ってもオトコの愚かしさと
オンナのクールさの絡み合いが絶妙な歌詞が
面白くて、笑っちゃうんだけど、
ホントに妙にリアルなんだよね(^^;;
理由は特にないのだけど
「食事を箸す」という表現が目下のお気に入りである。使いたい。
紅白で聴いてたウチの父(75歳)も、
「ホントにコイツ(桑田さんのこと)は上手いね」と
上から目線で褒めてました(^^;;

14.それ行けベイビー!!
紅白で初めて聴いて、思わずじんわり来てしまってから一月。
元日の夜遊びで「こんなこと(病気療養)になる前の曲だ」
と聴いて、人生の不思議を思い知った気がする。
月並みな言葉だが、
人生には、乗り越えられる試練しか与えられないというのは
真実なのかもしれない。
こんなことを考えられる今の桑田佳祐だから
今回のような試練が課せられたのではないか…
病気療養の中で編み出されたわけではないからこそ、
その歌詞の重さに胸を突かれる。
「適当に手を抜いて」と「真面目に好きなように」が
両立できる人生の豊かさ。
all or nothingが当たり前のように思われている、
殺伐とした新自由主義の乾いた世界との対比に
胸が震える。
ギターのシンプルな響きが、さらにこの膨らむ思いを助ける。
夜明けの前のほの明るさを思わせる珠玉の一曲だ。

15.狂った女
狂気の魅力っていうのは、説明しがたい。
怖いもの見たさ、というのとも少し違うし
危なくて目が離せないというのともやっぱり違う。
壊れることがわかっていながらヒタヒタと侵食される感じ?
そんな気分がよく出ている歌詞だった。
ふと、思ったのだが、
サザンには狂ったオトコがよく出て来るけど
狂ったオンナは余りいない気が…
桑田さんは自分の魅力的なクレイジーさを投影した詩を
たくさん産んできたんだけど、
狂ったオトコと狂ったオンナじゃ、
逸脱しすぎるので、オンナは比較的まともだったのかもと
勝手に推測(^^;;
そういう意味では珍しいテーマかもしれない。

16.悲しみよこんにちは
言わずとしれたサガンの小説の邦題。
すごく印象的でセンチメンタルな言葉のならびなので
あちこちでよく使われてるが、
私世代的には、斉藤由貴ちゃん、めぞん一刻かな?(^^;;
曲調は『遠い街角』というか『誰かの風の跡』というか
しっとりとしていながら、どこかドライなメロディーラインの
秋冬に聞きたいタイプの曲だと感じた。
歌詞はあんまり覚えてない…

17.月光の聖者達〜ミスタームーンライト〜
歳とともに弱くなる涙腺に抗えないので、
最近は、何を見るにもハンドタオルを握りしめているのだが、
緊張のせいか、案外大丈夫だったなぁ、と思った矢先。
やられた。やっぱりクロージングナンバーは侮れない。
私にとっては『素敵な夢を叶えましょう』の続編のように感じた。
「今の日本で生きることとは何か」その答えは、
この曲に見事に集約されている。
オープニング、『現代人諸君!!〈イマジンオールザピープル〉』で
抱いた疑問の答えがここにある。
声高に叫ぶわけではなく、
自分のできることを、自分のできるかたちで、
そういう風に生きている人々が日本にはたくさんいる。
そんな人々の、イマジンによる緩やかな連帯が
今の日本を照らす一筋の光なんだろう。

決して桑田さんは諦めないんだよね。
私も諦めませんp(^-^)q 

桑田佳祐 プレミアムリスニングパーティー 本編Part2 #kuwatamm

病院の待合室で書き続ける本編、Part2であります。
古いファンの方から、
「『ジャバネゲエ』が出た時のNHK−FMの公録で、
あのアルバムの歌詞カードも桑田君の自筆だったので
「これね、ぼくが書いたんだよ」
と、ご本人にその歌詞カードを手渡してもらった」
とのメールをいただく。。。。
すごい体験してるのね!(@_@;)
まぁ、私も、桑田さんの消化ホースに胸を狙われるという
スペシャルな経験がDVDにまで残ってますけど(^^;;

07.銀河の星屑
ここでやっと映像登場。
心底ホッとする(^^;;
フジドラマ「CONTROL 犯罪心理捜査」の主題歌で
何回か聞いていることもあって
気が抜けたのか、細かい歌詞がイマイチ入ってない(爆)
が、仏教思想を織り込んだ『愛の言霊』とか
『からっぽのブルース』っぽい
精神的な曲だと感じた。
英語混じりの韻の踏み方も何時もながらに見事。
余談だが、今、使っている某社の教科書の指導書の
唐詩の押韻の説明に、なんと『波乗りジョニー』が
参考にされている。しかし
♪好きだと言って 天使になってそして笑って ♪
の「て」が韻だと説明されていて、
それはないだろう!!と職員一同に突っ込まれている。
生兵法は怪我のもと。

08.グッバイ・ワルツ
切なさがこみ上げる静かなワルツに乗せた世相への嘆き。
歌詞イメージとしては『どん底のブルース』かなと思ったが、
『どん底のブルース』が絶望感漂うのに対して、
この曲はワルツならではの軽やかさが加味されている。
陰惨な世の中だけど、その中を漂うように生きる身構え。
清濁併せ呑むような姿勢にリアルが感じられた。

09.君にサヨナラを
ご存知、ウルオスのCMタイアップ曲。
シングルリリースの際のジャケットの
ダサカッコいい感じがすごく好きなのだけど、
それがそのまま映像化されたようなクリップ付き。
我が愛しのキャラメルボックスは西川浩之テイストと勝手に
命名させていただく(^^;;
スーツではなく、ジャケットにカジュアルパンツ、
加えて四角い黒フレームメガネ。
ゴメン、ひとりでキュンキュンきてたよ(*^^*)
って、ごく一部にしか通じないコメントで申し訳ない。
この曲は、合間の女性コーラスが出色だな、と思っていたのだけど
PVだと掛け合いがますますキュートでこっちも胸キュンです。

10.OSAKA LADY BLUES〜大阪レディ・ブルース〜
大阪を取り上げた曲って、サザン合わせても初めてでは?と
思うのだけど、違ってたらゴメンなさい。指摘よろしくです<皆様
もちろん土地もので一番多いのは、湘南、鎌倉、茅ヶ崎の
神奈川県だろうけど、二番目は沖縄でしょ?(^^;;
桑田さんの曲は、実は沖縄の海にはあまり似合わないけど、
沖縄の空にはよく響くんだよね〜、というのが私の持論である。
話がずれたが、何しろテーマが大阪なので、
ネタ満載な歌詞なのだけど、
曲調は見事にブルージーでかっこいい。
サックス凄い!って思ったのはこの曲だと思うのだけど
実はあんまり自信がない。
なんか、意識が歌詞に集中してる感が(^^;;
職業病です。悪しからず。

P.S. サックスじゃないね…
     どっちか言うと、ピアノが印象的。
    サックスは何だったんだろう。。。

11.EARY IN THE MORNING〜旅立ちの朝〜
この曲のサビってすごく頭に残ってしまう。
なんだか気づくといつも流れている。
PVがあるものと思い込んでいたんだけど、
手書き歌詞のみだった。
私は朝、NHK派なので(普天間問題で嫌気がさしたので
民放は見なくなった)知らなかったのだが、
めざましテレビのタイアップ曲だそうで。
朝からこの曲を流すとは、さすがフジ(^^;;
歌詞はご存知、エロティカセブン系。
(私の中ではグログロぐっちょん系とは微妙に違う。
  こちらは、『Brown Cherry』とかね)
でも、曲調がPOPで、爽やか感さえある、と思うのは私だけ?(^^;;

12.傷だらけの天使
この曲に関する記憶がほとんどない…
たぶん、もうかなり集中力の限界で、
キレてたんだと思います。
ゴメンなさい。

February 03, 2011

桑田佳祐 プレミアムリスニングパーティー 本編Part1 #kuwatamm

さて、本編である。
一曲ずつ簡単な感想を書いてみる。
これからプレミアムリスニングパーティーに参加する方、
及び、まずは自分の耳で、という方は割愛いただけると幸いです。

01.現代人諸君!!〈イマジンオールザピープル〉
桑田佳祐お得意の、現代社会の問題ををえぐる風刺的作品。
9年前に『Rock'n Roll Hero』を教材化したことがあるのだが、
その時に、曲の主題は「連帯の呼びかけ」だと読んだ。
「沈黙は愛じゃない」というフレーズは、
矛盾だらけの世に中だけど、声をあげ、
ともに正していこうという、力強いメッセージだと受け取った。
この曲には、しかし、その力強さはない。
曲名からもわかるように、ここで歌われるのは
行動の前段階の「イマジネーション」について。
この十年で、日本は後退している、ということか。
はたまた、やはり、桑田佳祐も十年、歳をとったということか。
結論から言えば、両者ともに事実なのだろう。
この十年の生徒の変化を見れば、
(私と生徒、だけでなく、生徒間の)「共通理解」項目が減ったのは
職員間では当然とされる話題だし、
何しろ現代は、多様化の時代だ。
桑田さんだって大きな病をされたわけだし、
私だって、十年前のようには体が動かない(^^;;
暗澹たる気持ちになってしまう歌詞のオープニングナンバーだが、
ギターサウンドは痛快。
それに、現代を正しく切り取れば、これは正しい理解なのである。
しかしながら、緊張感あふれる始まりに感じてしまった。

02.ベガ
オープニングの緊張感を一気に裏切る
桑田ソロでは珍しいかなりPOPなラブソング。
思わずキュートさに胸が躍る。
曲調はまったく違うが、
曲イメージとしては『可愛いミーナ』ばりのスイートさ。
なんだこの極端な甘辛バランスは!!と、
実に今風な取り合わせに思わず唸る。
しかしながら、大サビはかなりピリッとしてて、
一曲の中でも絶妙バランス。
嫌いじゃないんです、こういうの(^^;;

03.いいひと〜Do you wanna be loved?〜
三曲目は再び社会風刺的作品。
どこにでも誰にでもいい顔をして、
好かれることを至上命令として自らに課すボスの話。
誰から好かれてるか私には皆目検討もつかないK首相か
普天間問題で迷走したH首相か…(私はそれなりに評価してますけど)
思い当たるひとが多すぎてため息が出る。
どう生きるかを考えた時に、他人の評価に重きを置くのか
自分の思いに重きを置くのかは、
大きく生き方を左右すると思う。
私は後者を大切にする中で受け取るのが本当の評価で
それ以外は無意味だと思うが、
それは時として協調性の問題にされてしまい
なかなか難儀なことがある。
でも、桑田さんは間違いなく後者を尊ぶ人で、
その上でこれだけの支持を得ているのだから、
まさに理想的だ。
ホントに日本の首相として彼以上の人物はいないのではないかと
いつも思うのだが、ライヴが見られなくなると私の死活問題なので、
利己的にも口を噤むことにする(^^;;

04.SO WHAT
四曲目。そろそろ来るか、やっぱり来たか、という感じの
グログロぐっちょん系…かと思いきや、
まさかの普天間問題絡みの、これも社会風刺曲。
桑田さん特有の生々しいエロティシズムと基地問題のリンクが、
実にリアルな曲に仕上がっている。
基地問題は売春に似てると私も思う。
それでしか生きていけないように陥れられた切なさが
沖縄の基地問題にはあるのだ。
普通なら気づかないような取り合わせの妙が、
絶妙に響いてくるのが俳諧の面白さなのだけど
それに似たものをこの曲には感じた。
この混沌としたなんとも薄汚れた悲しさこそ、
桑田さんがこのアルバムで描きたかったという
「今の日本を生きる」という気分なのではないだろうか。

05.古の風吹く杜
混沌の沖縄から一転、古都鎌倉の爽やかな風を感じさせる楽曲。
これまた、配置に唸らされる。
一見ちぐはぐに見えるが、
鎌倉は言わずと知れた古戦場で
(アルバム『kamakura』にその辺は詳しいよね)
言わば歴史の中で洗われた戦場なのだと思う。
今、戦場である沖縄から鎌倉へは、遠い道のりかもしれないが
確かに繋がるという希望だと、
私は勝手にこの曲ののどやかさを受け取った。
『声に出して歌いたい日本文学』の与謝野晶子の歌のメロディーが
とてもすきなのだけど、曲調はそれに近いように感じた。

06.恋の大泥棒
ユースケサンタマリアと作ったかのようなナンパソング。(おい(^^;;)
この系統の曲も少なくないが、その中ではちょっとレトロな雰囲気で前半の深刻さを軽くする配置かなぁ。
勘違いオトコを可愛く描くことにかけての桑田さんの手腕が
見事に振るわれている楽しい曲である。

と、ちっとも簡単じゃねぇな。
長過ぎ!!ってことで、三つに分けます。

桑田佳祐 プレミアムリスニングパーティー 前置き編 #kuwatamm


全17曲の試聴は、プロジェクターに映し出される
桑田さんの手書きの歌詞見つめながら、
席に座ってじっくりと聴く。
一度だって、一枚のアルバムとこんなに真摯に、
一対一で向き合ったことがあるだろうか。
そう言えば、
好きなアーティストの作品を始めて聴く時は、
お気に入りの紅茶をいれて、
歌詞カードを見ながらじっくり聴くんだと話してくれた
友人がいたが、彼女の正しさを改めて知る。
真っ暗な中で音楽と一人きりで対峙する。
初めて聴く曲が、体の中にじわじわと染み込んでいく感覚。
生まれて初めての感じだったかもしれない。
それだけでも、『MUSICMAN』は特別なアルバムになった。

正直にいうと、しんどい経験でもあった。
七曲目でPVが流れた時には正直少しほっとした。
私は自他共に認める聴覚優位な人間なのだけど、
音と言葉だけの世界で、渾身の曲を聞き続けるのは、
やはりかなり消耗を強いられた。
と、同時に、視覚映像のちからの恐ろしさも思い知る。
本来ならば、インナースペースで生み出さなければいけない
理解を、視覚で補えるだけで、どれだけ楽か。
しかしながら、楽をすることで、
私の本来の感覚が鈍っているには確かなのだ。
映像が流れたのは、ほとんど既聴の曲だから、
と言い訳することは出来るけれども、
実は、とても深い部分で、
取り返しのつかない損をしているような気分にもなった。
もしかすると、教材もそうかもしれない。
現在では、教科書もカラー刷りで、
驚くほど視聴覚教材が多いけれども、
思考の手順を省くことは、実は学びにおいて
大切な部分を欠如させているのではないかと
少し反省してしまった。

しかしながら、桑田さんが
「全力で音楽と向き合い、すべてを注ぎ込んだ」と豪語される
この超大作、全17曲と、
一寸の余裕もなく、真っ正面に向かい合ったら…
正直、翌日、普通に生活を営む自信がない(笑)
実際、夕べは興奮のあまり、かなり遅くまで寝られなかったのだ(^^;;
ファンの日常生活のためにも、五曲のPVは、妥当なところであろう。

さて、いつもながらに長い前置きになってしまった。
本編は別枠に分けることとする。

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雅俗共賞〜最近観た映画〜

  • 真珠の耳飾りの少女
    :
    光の変化を感じ取るものと、そうでないもの。それを人々は「芸術を解するか否か」と表現するのだけど要は感性の問題。美とか快とかいうものの一致こそが人を理解する根本を成すのだと思った。映像がもの凄くきれい。 (★★★)

音吐朗朗〜最近聴く音楽〜

  • 雪月花
    YUMING: WINGS OF WINTER,SHADES OF SUMMER 
     時に、出会いは偶然。4年も前に発売されたこのアルバムを、今日、このタイミングで初めて聴いたのも、偶然。十代の頃から、ユーミンの曲の「やさしさに包まれ」て、歌詞の鋭さに突かれて、何度も窮地を切り抜けてきた。今回も、きっと背中を押してくれるね。どんな状態になっても、私らしく、凛といること。そうきっと「悲しみにも時は流れ 海へと注いでいく」のだから。 (★★★★★)
  • 『愛と欲望の日々』&『Lonely Woman』
    サザンオールスターズ:
    『大奥』のようなドラマを軽やかにするのはサザンしかいないのかも。女の情念なんてハレルヤ!ってなもんかな。きらびやかなジャパネスク調のサザン(世は万葉あたりね)、実はかなり好き(^-^)『Lonely Woman』は秋冬のサザン。実はサザンは全天候型なのよ(笑)(桑田さんは雨男だけど) (★★★★)
  • 乙女ノックアウトナイト
    比屋定 篤子: ひやじょう
    久々発売の4thアルバムのお気に入りの曲。もう大分前からライヴでは歌われていたけど、毎回このテンポにくらくらでした(^-^)レコード会社の人からこの題名は・・・と言われたらしいけど、この題名あってこそ、だと思う。オザケンの『東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディーブロー』を思わせますです。 (★★★★)
  • ミモザ
    ゴスペラーズ:
    最近、どれを聴いても同じに聴こえる(爆)新しい刺激が欲しいよぉ。でも、サビの黒ポンの声は良いね。あとCMの唐沢くんもね。 (★★)

錦心繍口〜最近読んだ本〜

  • J・K・ローリング: ハリーポッターと秘密の部屋
    ハリーポッターシリーズは、話題になってすぐに1作目を読んだのだけど、正直、あまり興味が持てず、そのままにしておいた。が、最近、生徒と面接の練習をしている時に「教育学部に行きたいと思ったのは、ハリーポッターシリーズのダンブルドア校長先生の影響があります」というのを聞いて、改めて読んでみようと思った。この巻でも、自分がスリザリンと関係深いのではないかと悩むハリーに、「大切なのは、どう生まれたではなく、何を選ぶかだ」と助言するところがいちばん心に染みた。なるほど、教育指南書として読むハリーポッターもありだな、とシリーズ読破を試みている。それにしてもロックハートは、ひどすぎる教師だ(笑)
  • 竹田 青嗣: 「自分」を生きるための思想入門
    思想とは、社会的には人間に「正しいこと」を教えるものではなく、社会の中で絶えず「より合理的な関係」を作り出していくための“技術”であり、実存的には、個々の人間が、自分の生全体から「より大きいエロス(生きる喜び)」を引き出すための有効な“技術”であるという主張には、目から鱗が落ちた。自分が目指す生き方のために、様々な思想家の思想をどう理解し、どう選び取るか。哲学とはかくも実用的なのかと感動した。さて、私は、何をえらべばいいのか。それこそ、自分でしか決められない実存的問題なのである。 (★★★★)
  • 鈴木 真砂女 ・黛 まどか : 恋がすべて
    新旧女流俳人対談集。鈴木 真砂女という名前は知っていたが、こんなにも壮絶な恋をした人だったとは・・・その激しさと、強さと、美しさに号泣。魂が惹かれあうというのは、きっとこういうことを言うのだろうな。そんな巡り会いがひとつあれば、人はしあわせなのだと思う。黛さんも、そういう恋が出来るといいですね(笑) (★★★★)
  • 小谷野 敦: モテない男
    ものすごく面白くて、旅行中に二日で読み終えて、友人に押し付けてきた(笑)「恨み言」的な体裁を取りながら、しっかり分析されているところが流石。「恋愛はしなくても生きていける」と提唱したいけど出来ないジレンマが面白かった。(なんて言ったら怒られるかも)私はやっぱり本居宣長派の恋愛至上主義です(^^; (★★★★)
  • 養老 孟司: バカの壁
    今更ですが(笑)これって、ベストセラーなんだよね?一昨年、日本でいちばん読まれた作品なんだよね?こういう「もっともなこと」の溢れた本がそんなに売れてるのに、こんなにどうしようもない社会なのは何故なんだろう?(^^;「個性」についての考え方など、とてもわかりやすくて的確だと思いました。 (★★★★)
  • 瀬尾 まいこ: 図書館の神様
    文学音痴のでもしか国語教師が主人公。結構いるんだよね、実は(爆)私、もの凄く苦手なんだけど(爆)でも、まぁ、現代的には響きやすい話なのかもしれない。これをきっかけに漱石や周五郎を読む人が出れば、それはそれで良いのでしょう(^^; (★★★)
  • 小谷野 敦: 性と愛の日本語講座
    近現代文学における性愛に関係する言葉を、まじめに調べた一冊。下世話に思える言葉であろうと、いくつもの出典に当たって読み解いて行く作業はまさに国文学。大学でやってたことを思い出して楽しかった(^-^) (★★★★)

気韻生動〜最近観た舞台〜

  • Dr.TV
    福澤一座:
    福澤一座の第二回公演。言葉とテレビにこだわったこの作品群は、これからも小さなエピソードを繋いでいく形なのかな?正直言って、去年の方が面白かったなぁ(^-^;)しかし、森圭介アナはやっぱり好み(^^;一瞬「畑中くん?」と思う部分があって、やっぱり好きなタイプが似ていることが判明。結局ショタコンか(爆) (★★★)
  • SHIROH
    劇団☆新感線:
    歌うような台詞、とよく言うが、歌がきちんと台詞になっていることに感動。上川さんはとても歌が上手いと言う訳ではないのだが、すごくまっすぐに体に染みてくるのだ。『マイ・フェア・レディ』の レックス・ハリスンみたい。もう一人のシロウ、中川くんはもの凄く歌がうまかった。そして、ロック。それから迫力の群舞。すごい。少しは見習え<『クラ○ディア』(爆) (★★★★)
  • 『スキップ』
    演劇集団キャラメルボックス: タイムトラベルシアターVol.1
    都合三回鑑賞。一度目は現在の自分に重ね合わせて観てしまって号泣。二度目は少し冷静になり、自分が頭の中でだいぶ補って見ていること気付く。それでも、告白されると泣いてしまう(;_;)3度目の千秋楽は、坂口さんの熱演にまた引き込まれ、クライマックスでやっぱり涙を禁じ得ない。とにかくさわやかに泣けた。演劇としての構成の問題などはあるのだろうけど、小説も含めて十二分に『スキップ』の世界を堪能できたことに感謝。 (★★★★)
  • 沖縄ラーメンズライヴ
    ラーメンズ:
    『沖縄ラーメンズライヴ  サーターアンダギーは見かけのシンプルさの割に名前が長過ぎ  A&Wは貴方と私の略。  ラーメンズにとって沖縄が楽園になるかどうかは客次第』 やっぱり頭の良い人の考えることは面白い。 (★★★★)
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