LIVE POTSUNEN 2010 『SPOT』@ももちパレス
ラーメンズのラーメンズの方(笑)小林賢太郎くんの
ソロプロジェクトPOTSUNENに行ってきた。
最初のPOTSUNENに行ったのが
どうも5年前らしい。
最近ラーメンズ熱復活で
観たいなぁ、と思い強行軍を敢行したのだけど
その甲斐ある流石の出来。
才能があふれ出るような舞台だった。
ラーメンズは多摩美大出身の二人のコンビで
片桐くんも粘土細工をライフワークにするなど
美大出身者ならではの味を出しているのだけど
小林君の場合は、それが見事に舞台に反映されていて
思わずうなってしまうのである。
お笑いと芸術の融合、といっても過言ではないと思う。
いや、「お笑い」と表していいのだろうかと
むっちゃ笑いながらも思ってしまうほど
何か新しいジャンルのものを観ている気がする。
真ん中を観ていないので
にわかには言えないのだけど
初POTSUNENでも大好きだった
「アナグラムのあなぐら」が
やっぱり素晴らしい。
私は無類のアナグラム好きで
ハンドルの元も実はアナグラムなのだけど
小林くんのどんどん繋がっていく
アナグラムには本当に感動してしまう。
言葉で遊ぶ、というか
言葉に遊ぶという感じかなぁ・・・
最近とみに思うことは
シナプスのつながり強化の必要性である。
たぶん、色々なものが上手く繋がってゆくことが
思考を楽しくさせるのだろうし、
それを本当の頭の良さというのだと思う。
「アナグラムのあなぐら」で言えば
言葉だけが出た時に、笑える時と
その解説としてのイラストが出て初めて
笑える時があるのだが、
言葉だけで笑えると、妙に嬉しい。
「わかった~!」という充実感。
前後の関連で笑えると、これまた嬉しい。
思考の繋がっていく感じが
なんとも心地いいのだ。
気が抜けず、絶えず頭を使っていないと笑えない
緊張感を強いられる舞台なのだけど
それがまた心地いい。
難解な、訳の話からなさが解けていくことを
楽しむ感覚をもっと体験するべき何ではないかと
思う今日この頃なのである。
本日の秀逸は、なんと言っても最後の締め。
帰りがけに後ろを歩いていたご婦人二人組が
「オチがすごかった」と話しておられたけど
あれはとても「オチ」とは呼べない。
なんだろう、なんと名付ければいいのだろうと
これまた思い悩む「締め」である。
やはり小林賢太郎の舞台は
「お笑い」にして「お笑い」にあらず、
アーティスティックコメディーとでも言おうか、
いや陳腐だな。
やはり、言葉にならない、というのが
いちばんふさわしい気がする。
是非一見を。
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