演劇集団キャラメルボックス『風を継ぐ者2009』@池袋サンシャイン劇場
『容疑者Xの献身』の際の予告で
この公演の配役が発表されたのだが
ひとりひとりの顔が映し出されるたびに
客席から「ほほ〜ぅ」と声が上がった。
もちろん、私もそのひとり。
何度か上演されている演目だと
観る方にも登場人物それぞれのイメージがある。
今までの配役を観てみると
迅助は今井義博くんに細見大輔くん。
不器用だけど、まっすぐな好青年。
兵庫は西川さんに岡田くん。
芝居を支える屋台骨役者である。
土方はたかやん先輩に大内さん。
まごうことなき二枚目がぼけるからこそ味がある。
そして沖田総司は菅野良一さん。
前回『風〜』を観た時に、いちばん心に残ったのは
菅野さんの総司だった。
一般的な沖田総司像は、長身の美剣士、
労咳病みの悲劇のヒーローながら
新選組一の使い手、といった感じだろうか。
ところが、キャラメルの沖田総司は全く違う。
まず、菅野さんはキャラメル男優の中でも
かなり小柄。
クールなイメージは全くなく、
ずっと汗だくで肩で息をしている
不器用だけど懸命な青年剣士。
新鮮で、ハマった。
それからはすっかり菅野ファンである。
で、今回。
迅助はジミーこと左東くん。
なるほど、実直さが滲み出ている。
兵庫は大内さん。
三回目の『風〜』出演での回し役、楽しみ。
土方は三浦さん。おっきい〜(^^;;;
なるほど、二枚目のボケ、納得。
そして、総司は、畑中くん!
なによりこれにワクワクした。
『我が名は虹』の城之内役を観たときから
次世代の総司は絶対に畑中くんだと思っていた。
あれから5年、私にとっては待ちに待った配役。
そして、現実は、もちろん期待を裏切らなかった。
幕末劇での畑中くんの魅力は、
殺陣のときの表情である。
刀を構えて切り掛かる寸前の笑顔。
沖田総司もかくありなんと思わせる
不敵とも無邪気とも評しうる表情。
菊一文字を振りかざす鬼気迫る強さが
その笑顔で裏打ちされる。
鬼神のような強さの裏に隠された
無垢で純粋な思いが
つぐみとのやりとりで見え隠れする。
(じっきーのつぐみもすごくよかった(^-^))
菅野総司と岡田つぐみのときには
キュンキュンくるような切ない恋心が
ひしひしと伝わってきたのだが
今回は、正直に言うと
あまりそれは感じられなかった。
そしてそれはそれで、かえって総司らしいなぁと
長年の総司ファン(私のファン歴はもう30年近い(爆))
としては感じたりもした。
沖田総司という人は、
あまり恋愛体質ではなかったのではないかと
血風録などを読んでいると思う。
飄々としていて、スポーツのように剣術を楽しんでいる
そんなサッカー少年のようなイメージ。
女の子に興味がない訳ではないけど
今は、剣の方が面白いかな、という感じ。
畑中総司は、まさにそのイメージにドンピシャ。
畑中総司と實川つぐみは、恋というよりも
同士のような、もっとさわやかな関係のような気がした。
ただ単に私が畑中ファン過ぎる、ということもかもしれないが(爆)
と、迅助にほとんど触れない
『風〜』の感想は終わるのであった(超爆)
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