渓嵐国泰山海紘宮

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October 2006

October 17, 2006

行事の意義

 今週末は、舞台祭。
 楽しむことにさえ不器用なうちの生徒は
 ほとんど取り組みをしていないようで・・・
 なんと今日から、40分授業にして、
 最後の7校時に70分のLHRを置き、
 準備をすることになった。
 しかも、担任をしていない私なぞは
 生徒が逃げないように校門で立ち番である。
 担任は、必死になって走り回りながらも
 「ホントに出来るのか・・・」と蒼白。
 「当日、舞台で『すみませんでした』とみんなで
  謝らなくちゃ行けないかも・・・」なんぞと言い出す方もいて
 なんだかなぁ、である。
 こんなにしてまで、この行事をする意味ってなんなのだろう?

 先月、小石川高校の創作祭を観に行った。
 出し物は、全クラス演劇、である。
 それもほとんどが1時間を越えるかなり本格的なもの。
 教室の中に4〜5段の客席を作り、
 多いところでは60人からの観客を入れる。
 もちろん、舞台も教室の中に作る。
 L字やコの字、工夫された配置に、
 舞台装置も照明も本格的だ。
 ほとんどが規制の話だが1時間にまとめるために
 脚本は編みなおされ、役者もきちんと演技をする。
 それを1日5〜6公演。
 それぞれのクラスがそれをやり遂げるのである。
 ・・・凄すぎた。
 最初は、一体どうしたら、高校生がこんな行事を作れるのか、
 そのノウハウを盗みたいと思っていたが、
 途中で、なんだかどうでも良くなってしまった。
 それぐらい、ひとつひとつの演目が面白くて
 演劇を楽しむことに夢中になってしまったのだ。
 
 人を心から感動させることは、本当に難しい。
 特に、社会に出てしまうと、ごく限られた職業でしか
 自分の力で、誰かの心を揺さぶるのは難しくなる。
 でも、一度でも、心からの賞賛を浴びた経験があれば
 その時の思いは、生きる糧になると思う。
 自分の中の潜在力を信じられる、大切なきっかけになると思う。
 それこそ、ニーチェのいう「永遠回帰」ではないだろうか。

 私は、今の生徒たちに、それを伝えることが出来ないが
 いちばん切ない。
 中学校の延長(もしかしたらそれよりも悪い・・・)の
 やらされ行事で、何が得られるのだろうか・・・・
 と、後ろ向きな発言ばかりしても仕方ないので
 少しでも、何かが掴めるように、頑張ってみよう。
 

October 16, 2006

マヌカン力


 秋とはいえ、沖縄ではまだ暑くて
 あまり秋物を買いに行く気がしなかったのだけど
 来週は大旅行があるので、久々に出かけた。

 数ヶ月前、女王さま買いをしてしまったブティックに
 ワンピースが欲しくて行ったら・・・
 そのとき対応してくれた店員さんが
 「もしかして、前に接客させていただきませんでしたか?」と
 いち早く声をかけてきた。
 反応、はやっっ
 1回しか行ってないし、もう大分たってるのに、
 すごいなぁ、と思っていたら
 「ワンピースとかお買い上げでしたよね?
  いかがでしたか?」と買ったものまで覚えててくれた。
 「秋物のワンピースが欲しくて」と言ったら、
 また的確にツボをついてくる(笑)
 デコルテのあいたカットのきれいなベージュの
 シンプルなワンピースは、もろに好みで、
 値段は可愛くないのだけど(笑)
 とても気に入ってしまった。
 また、それに、ボルドーのベルトやら
 カーキのカーディガンやら
 全く買う予定のなかったロングニットやら
 実に上手くスタイリングしてくる。
 ヤバい。。。。ヤバい。。。と思いつつ
 「このカーディガンだったら、前回買われた、
   キャミソールとも合いますよ(^-^)」なんて
 一体どうなってるの?ってくらいよく覚えてるし
 私の考えてたこととドンピシャだし、
 正直、感動してしまった。

 私は、頭のいい人が好きなので
 あまりに見事な記憶力と
 スタイリング力と、会話能力と
 可愛さ(^-^)に圧倒されてしまい、
 またしても、値段が書けないほどの
 女王様買いをしてしまった・・・
 
 マヌカン力って、大切だ。
 プロってすごいよね、と思い知った一日だった・・・
 って、買ったものももちろん気に入ってますよん(^^;;;
 (でも、もう数ヶ月はまた行けないけど(爆))

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雅俗共賞〜最近観た映画〜

  • 真珠の耳飾りの少女
    :
    光の変化を感じ取るものと、そうでないもの。それを人々は「芸術を解するか否か」と表現するのだけど要は感性の問題。美とか快とかいうものの一致こそが人を理解する根本を成すのだと思った。映像がもの凄くきれい。 (★★★)

音吐朗朗〜最近聴く音楽〜

  • 雪月花
    YUMING: WINGS OF WINTER,SHADES OF SUMMER 
     時に、出会いは偶然。4年も前に発売されたこのアルバムを、今日、このタイミングで初めて聴いたのも、偶然。十代の頃から、ユーミンの曲の「やさしさに包まれ」て、歌詞の鋭さに突かれて、何度も窮地を切り抜けてきた。今回も、きっと背中を押してくれるね。どんな状態になっても、私らしく、凛といること。そうきっと「悲しみにも時は流れ 海へと注いでいく」のだから。 (★★★★★)
  • 『愛と欲望の日々』&『Lonely Woman』
    サザンオールスターズ:
    『大奥』のようなドラマを軽やかにするのはサザンしかいないのかも。女の情念なんてハレルヤ!ってなもんかな。きらびやかなジャパネスク調のサザン(世は万葉あたりね)、実はかなり好き(^-^)『Lonely Woman』は秋冬のサザン。実はサザンは全天候型なのよ(笑)(桑田さんは雨男だけど) (★★★★)
  • 乙女ノックアウトナイト
    比屋定 篤子: ひやじょう
    久々発売の4thアルバムのお気に入りの曲。もう大分前からライヴでは歌われていたけど、毎回このテンポにくらくらでした(^-^)レコード会社の人からこの題名は・・・と言われたらしいけど、この題名あってこそ、だと思う。オザケンの『東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディーブロー』を思わせますです。 (★★★★)
  • ミモザ
    ゴスペラーズ:
    最近、どれを聴いても同じに聴こえる(爆)新しい刺激が欲しいよぉ。でも、サビの黒ポンの声は良いね。あとCMの唐沢くんもね。 (★★)

錦心繍口〜最近読んだ本〜

  • J・K・ローリング: ハリーポッターと秘密の部屋
    ハリーポッターシリーズは、話題になってすぐに1作目を読んだのだけど、正直、あまり興味が持てず、そのままにしておいた。が、最近、生徒と面接の練習をしている時に「教育学部に行きたいと思ったのは、ハリーポッターシリーズのダンブルドア校長先生の影響があります」というのを聞いて、改めて読んでみようと思った。この巻でも、自分がスリザリンと関係深いのではないかと悩むハリーに、「大切なのは、どう生まれたではなく、何を選ぶかだ」と助言するところがいちばん心に染みた。なるほど、教育指南書として読むハリーポッターもありだな、とシリーズ読破を試みている。それにしてもロックハートは、ひどすぎる教師だ(笑)
  • 竹田 青嗣: 「自分」を生きるための思想入門
    思想とは、社会的には人間に「正しいこと」を教えるものではなく、社会の中で絶えず「より合理的な関係」を作り出していくための“技術”であり、実存的には、個々の人間が、自分の生全体から「より大きいエロス(生きる喜び)」を引き出すための有効な“技術”であるという主張には、目から鱗が落ちた。自分が目指す生き方のために、様々な思想家の思想をどう理解し、どう選び取るか。哲学とはかくも実用的なのかと感動した。さて、私は、何をえらべばいいのか。それこそ、自分でしか決められない実存的問題なのである。 (★★★★)
  • 鈴木 真砂女 ・黛 まどか : 恋がすべて
    新旧女流俳人対談集。鈴木 真砂女という名前は知っていたが、こんなにも壮絶な恋をした人だったとは・・・その激しさと、強さと、美しさに号泣。魂が惹かれあうというのは、きっとこういうことを言うのだろうな。そんな巡り会いがひとつあれば、人はしあわせなのだと思う。黛さんも、そういう恋が出来るといいですね(笑) (★★★★)
  • 小谷野 敦: モテない男
    ものすごく面白くて、旅行中に二日で読み終えて、友人に押し付けてきた(笑)「恨み言」的な体裁を取りながら、しっかり分析されているところが流石。「恋愛はしなくても生きていける」と提唱したいけど出来ないジレンマが面白かった。(なんて言ったら怒られるかも)私はやっぱり本居宣長派の恋愛至上主義です(^^; (★★★★)
  • 養老 孟司: バカの壁
    今更ですが(笑)これって、ベストセラーなんだよね?一昨年、日本でいちばん読まれた作品なんだよね?こういう「もっともなこと」の溢れた本がそんなに売れてるのに、こんなにどうしようもない社会なのは何故なんだろう?(^^;「個性」についての考え方など、とてもわかりやすくて的確だと思いました。 (★★★★)
  • 瀬尾 まいこ: 図書館の神様
    文学音痴のでもしか国語教師が主人公。結構いるんだよね、実は(爆)私、もの凄く苦手なんだけど(爆)でも、まぁ、現代的には響きやすい話なのかもしれない。これをきっかけに漱石や周五郎を読む人が出れば、それはそれで良いのでしょう(^^; (★★★)
  • 小谷野 敦: 性と愛の日本語講座
    近現代文学における性愛に関係する言葉を、まじめに調べた一冊。下世話に思える言葉であろうと、いくつもの出典に当たって読み解いて行く作業はまさに国文学。大学でやってたことを思い出して楽しかった(^-^) (★★★★)

気韻生動〜最近観た舞台〜

  • Dr.TV
    福澤一座:
    福澤一座の第二回公演。言葉とテレビにこだわったこの作品群は、これからも小さなエピソードを繋いでいく形なのかな?正直言って、去年の方が面白かったなぁ(^-^;)しかし、森圭介アナはやっぱり好み(^^;一瞬「畑中くん?」と思う部分があって、やっぱり好きなタイプが似ていることが判明。結局ショタコンか(爆) (★★★)
  • SHIROH
    劇団☆新感線:
    歌うような台詞、とよく言うが、歌がきちんと台詞になっていることに感動。上川さんはとても歌が上手いと言う訳ではないのだが、すごくまっすぐに体に染みてくるのだ。『マイ・フェア・レディ』の レックス・ハリスンみたい。もう一人のシロウ、中川くんはもの凄く歌がうまかった。そして、ロック。それから迫力の群舞。すごい。少しは見習え<『クラ○ディア』(爆) (★★★★)
  • 『スキップ』
    演劇集団キャラメルボックス: タイムトラベルシアターVol.1
    都合三回鑑賞。一度目は現在の自分に重ね合わせて観てしまって号泣。二度目は少し冷静になり、自分が頭の中でだいぶ補って見ていること気付く。それでも、告白されると泣いてしまう(;_;)3度目の千秋楽は、坂口さんの熱演にまた引き込まれ、クライマックスでやっぱり涙を禁じ得ない。とにかくさわやかに泣けた。演劇としての構成の問題などはあるのだろうけど、小説も含めて十二分に『スキップ』の世界を堪能できたことに感謝。 (★★★★)
  • 沖縄ラーメンズライヴ
    ラーメンズ:
    『沖縄ラーメンズライヴ  サーターアンダギーは見かけのシンプルさの割に名前が長過ぎ  A&Wは貴方と私の略。  ラーメンズにとって沖縄が楽園になるかどうかは客次第』 やっぱり頭の良い人の考えることは面白い。 (★★★★)
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