ゴスペラーズ坂ツアー2009“15周年漂流記 春夏”@沖縄コンベンション劇場

 沖縄では2年ぶりのゴスライヴ。
 個人的には、去年の夏は新潟まで行ったし(笑)
 暮れにFCの集いで福岡も行ったし(笑)
 半年ぶりなのだけど、
 なんというか、夏の沖縄ライヴはメンバーのノリも違うし
 特別なのだ。
 ホントに体育祭が来週にずれてくれて良かった(涙)
 (去年は文化祭が丁度この週末で
  一青窈嬢を諦めざるを得なかったのだ・・・)

 今日は、前回のライヴをかなりの良席で堪能して
 即日ゴスマニア(FC)となった友人が取ってくれた
 4列目上手、いわゆる北山サイド。
 ちょい端だなぁ、と思いきや、これが、
 いちばん上手に来る「マイクNO.1」の真向かいで、
 遮る物もなく、まさしく1-1の世界。
 マヂ夢のよう。
 ここまでの良席はなかなか無い。。。。ありがとう(T_T)
 私は基本サカイストだけど、この位置で北山くんと目が合うと
 くらくらするのもわかる。
 ああ、やっぱり陽一くんばっかり見てしまう。
 かっこいい・・・どうしよう。。。。
 ゴスを観に行くと、頭の悪い文章になってしまうのも
 勘弁して欲しい(笑)
 15年前に戻っちゃうのよねん♪

 そう、“15周年漂流記 春夏”というだけあって、
 何しろ今年は、デビュー15周年なのだ。
 
 そう、数ある私の覚えめでたい(えらそーだな(爆))
 アーティストの中でも
 ゴスペラーズは特別なのだ。
 もう、本当に育てた感のある子供のような存在。
 ほぼデビュー当時から聞き続け、
 さすがにルイードは知らないけど
 クアトロ時代は網羅した、という自負あり。
 最初に見た名古屋クアトロは、当券で入ったもんね(笑)
 FCナンバーも本当ならば1069番(途中でうっかり失効しちゃったけど)。
 今日も、友人に「ホントに15年も観てきたんだなぁって感慨深い」と
 漏らしたら前席のカップルに振り返られてしまったくらい(^^;;;;

 十五周年ということで、かなり古い曲をやってくれるのかな
 と期待していたのだけど、まぁ、それは
 一応、アルバムツアーなのでそれほどでもないのだけど
 (しかもやったのが、あまり得意でない『逃避行』に
  『傘をあげる』・・・・う~ん・・・希望としては
  『虹』とか、安岡フューチャーなら『それ恋』とか(笑)
  あとちょっとやってるけど『Higher』とか『Spaekling』とか
  ごめん、『Vol.4』以前が聴きたいよぉ。
  特に『二枚目』)
 最後の『MO BEAT』は懐かしかったなぁ・・・
 このツアーでは確か札幌のペニーレインまで行ったのだ。
 途中、地下鉄が乱れて、またかよ、と思った思い出が・・・・
 しかし、この曲、最後の大サビのフェイクで、黒ぽんの声が
 ちゃんとあがるかがすごく心配で、
 しかもいつもピッチが乱れがちで(笑)
 不安な曲だったのだけど、
 ホントに安定感のある素晴らしいライヴ演奏が
 聴けるようになったなぁと、感慨無量だった。
 アカペラライヴが2時間近くできるようになったときにも感じたけど 
 昔の曲を聴くと、懐かしさと共に、
 アーティストの成長っぷりと真摯さを思い知る。
 そして、自分の人生の糧にできる。感謝。

 とりあえず勢いだけで書いてしまったが、
 明日もまだ、ある。しあわせ。
 しかしながら今日は、
 暑さ故にたくさん脱いでくれた北山氏と
 モニターに足をかけてひっくり返してから
 久々にキレイに壊れた酒井氏にやられまくりの3時間でしたわ。

 ゴスファン以外には意味不明の書き込みですみません・・・
 すっかり20代に戻ってます(笑)



 
 

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インターハイ


 沖縄では、一昨日インターハイが開幕。
 昨日は女子バスケ、男子バスケ、
 女子バレー、男子バレーにサッカーと
 4会場を駆け回り、
 その後、観光に来ていた大学時代の友人と会い、
 そのまた後、高校時代の友人と食事会という
 実に忙しい1日だった。

 弱小女バスが、相手のおかげもあり
 一勝をもぎ取る一方、
 なかなかちからのある男バスは、
 強豪チームに完敗すると言うように
 やっぱり運も大きいなぁ、と思わされる。
 そんな中、一番の期待サッカー部は、
 初戦、9-0の大勝。
 今日も、格上相手に、2-0からの逆転勝利で
 見事ベスト16入りを果たした。

 ウチのクラスでは、ゴールキーパーのN、
 ディフェンダーのMが大活躍。
 昨日の後半がんばったHも一緒に
 最高の笑顔で私のiPhoneに収まってくれた。
 久々に気持ちのいい勝利で、
 本当に楽しい1日になった。

 練習時間の少ない中で、
 本当によく頑張っていると思う。
 よく言われるように、学習と部活動は
 車輪の両輪のようなもので、
 それは互いに相乗効果をあげると
 (うちの学校の子たちに関しては)
 とても感じる。
 最後の夏、心残りのないよう、
 全力を尽くして欲しいなぁ。
 
 さぁ、明日は第一シードだ(笑)
 
 
 
 

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山下達郎 Performance 2008 - 2009@沖縄コンベンション劇場 というか、それに至る縁の話


 達朗さんが6年ぶりのツアーをすると知り、
 「これは絶対観るべきだ(この「べき」はもちろん当然)」と思い、
 いろいろ考えたのだが、
 年末から3学期のいちばんキビシイ時期、
 都市圏はまずチケット入手が難しいし、
 土日の地方都市も行くのが難儀なとこばかりで
 どうにも予定がたてられない。
 4月の静岡がいちばん無難かなぁと考えていたときに
 年賀状でしかおつきあいの無くなっていたライヴ仲間が
 「東京のチケットが予想以上に手に入って
  行く先を探すのがタイヘン」なんていう素敵な年賀状をくれ、
 図々しいと思いつつ問い合わせたところ、
 そのチケはもう売約済みだったもののまたおつきあいが復活。
 一緒に青山陽一氏を聴きに行ったり、esqを聴きに行ったりと
 久々に旧交を深めた。
 (5年ぶりくらいなのに、お互い何一つ変わって無くて
  妙な安心感(笑))

 そして、修学旅行中に、その友人連の一人から
 沖縄での5月1日、2日達朗さん公演決定の知らせを受け、
 飛び上がるほどに狂喜乱舞。
 しかも、FCに入ってらっしゃるその方々のご厚意で
 取ってもらったチケットは・・・
 1日、6列目やや上手よりと、4列目下手の4枚
 そして2日、なんと最前列ど真ん中!と、3列目やや下手の4枚という
 夢に出そうな良席でありました。感謝(-人-)

 1日は前任校からのライブ仲間と、
 今の学校で知り合った若手(20代)2人と参戦。
 達朗さん曰く「初めての人でも楽しめるであろうセットリスト」に
 私とライブ仲間(私よりひとつ下)は
 「あの二人もこれなら大丈夫だろうねぇ」と話してたのだが
 後で合流すると「知らない曲ばっかりでしたぁ」とのこと。
 うそぉ!あのリストで?!と思ったのだが
 確かに多くは記憶のない頃の曲かも知れない・・・
 「でも、楽しめましたぁ!」というのはホントだと思うけど
 「予習すればよかったぁ・・・」も本心かもね。
 ごめんごめん。配慮が足りなかったよ(^^;;;;
 彼女たちの発言でいちばんうけたのは
 「達朗さん、パン屋さんみたいですね」だった・・・・
 た・・・たしかに・・・(^-^;;;;
 後世、恐るべし。

 2日は6年前にも一緒に行った
 前々任校での先輩と、その時のお友達との参加だったのだが
 なんと当日、一人に急用が入ってしまった。
 しかしながら、おかげで、ホントは友人の結婚式で
 大阪に行く予定だったのに、下の子の水疱瘡のため
 断念したウチの妹が急遽参戦・・・
 私と件のスペシャルシートで参加することになった。
 「大阪行けなくて良かった!」というほどに楽しんで、
 ツアーパンフまで買っていた(笑)
 そして、姉妹揃って(というか一緒に行ったお姉様方も)
 (案の定)弱冠24歳のDr.小笠原くんにはまりまくり(爆)
 細身にピンクのパンツの出で立ちに
 「なんであんなにピンクが似合うんだ!!!」と悶絶(^^;;;
 ウチの妹に至っては、息子(もうすぐ4歳。私にとっては甥なのに
 名前は芽生(めい))に
 「ドラムやってみない?」と言い出す始末(爆)

 内容に関しては後に譲るが、
 とにかくスペシャルな2日間であった。
 しかも、5月2日は、私の(かなり記念すべき節目な)バースデー。
 ここのところ、年齢的なこともあり、数年間、
 あんまり楽しい日でもなかったのだけど、
 今年も、まぁ、考えるところは色々あったのだけど、
 でも、このタイミングで、こんなに素敵なことが巡ってくるのは
 やっぱり、どんな中でも、かみさまはほほえんでいるのだと
 素直に思えた1日だった。
 楽しいことは、日々に新たに。
 まさしくJOY。
 
 もう自分の生き方を、
 そう簡単には枉げられない難儀な年齢ですが、
 好きなものと、大切にしたいものを、
 きちんと守って、私らしくいられるようにだけ
 励みたいなと思いを新たにしました。
 もう少し、頑張ります。
 って、連休中にほんもののライヴの感想をね(爆)
 
 


 

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新歓球技大会

 
 私が現在担任しているクラスは
 生徒の噂曰く「球技大会のために作られたクラス」。

 その下馬評に違わず、先日の新歓球技大会では
 男女混合チームが完全勝利をおさめた。
 男子もなかなかいい感じだったのだが、
 予選リーグで1点差で2年生に破れ、決勝進出成らず。
 女子は、心配だったのだが、
 相手が良かったので1勝は挙げたが
 1年生に負け、新歓球技の面目躍如といったところ。
 しかしながら、全チーム1勝出来たので
 なかなか見応えがあった。

 優勝したことで、気がかりだったのは、
 表彰式だった。
 去年の大会では、表彰される3年生が
 「この思いを誰に伝えたいですか?」と質問され
 つき合っている相手の名前を叫ぶと言うことが繰り返され、
 新入生歓迎球技大会なのに、
 自分たちだけで異様な盛り上がっているのが、不健全だなぁと感じた。

 そこで、前日の学級通信を通じて
 「みんなが前に出て表彰され、コメントを求められたら、
  学校全体が元気になるような、みんなが進路達成に前向きになれるような、
  そんな輝く言葉が発せられることを期待しています。
  どうも噂では、生徒会は前のような盛り上がり方を期待してる向きもありますが、
  もっと素敵なかっこいい盛り上がり方を提示して挙げて下さい。
  できれば3年全体で、そうなれたらいいなと思います。」と提案した。
 結果、表彰状を受け取ったうちのエースは、
 その日誕生日を迎えた同級生2人を起立させ、
 学校全体で『ハッピーバースデー』を歌うという演出をした。
 正直、「やっぱりちょっと個人的・・・」だと思ったが
 1年生も一緒に歌ってくれたので、前回よりずっといいなと思った。

 人前で話すというのは、なかなか難しい。
 自分の話すことが、どう受け取られるかということを意識して、
 話せなくなってしまうのが普通だ。
 やっぱり経験を積むことがとても大切だ。
 そのためには、やはりこのような閉会式の場などは
 活用しなくてはもったいないと思う。

 終了後は、計画してなかったのだが
 打ち上げをしようと言うことになり、
 焼き肉屋に39人中27人が集結。
 そこでも何人かに簡単な挨拶をもらい
 親和感に満ちた中で修了した。

 1ヶ月でこの雰囲気を作れるのは
 やっぱり最高学年ならではだなぁ。
 これがみんなの進路達成の拠り所になるといいな。
 
 
  
 
 

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呼吸が浅くなる

 
 新年度発足の会議の度に
 息苦しくなってしまう。

 生徒指導方針としての
 携帯電話の使い方やら
 服装指導やらの確認のたびに
 辛くて仕方がない。

 なぜ、こんなにも厳しく規制を
 謳うんだろう。。。
 直前まで、受験のプレッシャーで
 辛い思いをする生徒をフォローしようという話を
 していたはずなのに
 全く関係ないかのように、
 ぎりぎりと締め上げようとする理由が
 私には皆目わからない。

 受験のために精神的に強くならなければならないのだから
 厳しい指導も必要だ、という主張を聞いていると
 「弱い」ことが悪いことだと言われているようで、
 辛くなってしまう。
 そんなにいつでも強くいられないよ。
 強くいられない環境にいる生徒だってたくさんいるよ。
 弱くったって、暗くったって、元気がなくったって
 いいじゃないか。そういうこと、ちゃんと受けとめて上げようよ。

 こういう学校ばっかりに勤めていると
 感覚が麻痺しちゃうのかなぁ。
 やっぱりいろんな学校に勤めることは大切です。

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新年度

 ひどいですね。
 前回、元日かよ(笑)

 生きてるだけで、精一杯、というのが
 この3学期だった感じです。
 そうねぇ、忙しいというのは、
 もう少し人間らしい生活のことを言う気がする(笑)

 いろいろ問題はあるけど、
 改善するだけの元気がないという感じの
 日々でした。

 とにもかくにも。
 今日から新学年。
 2年目はもう少し、上手に立ち回れるかな、と
 自分の学習能力を信じたいところです。

 実は、教員生活十数年目にして
 初めての3年担任をやります。
 今年一緒に頑張った生徒たちとの2年目。
 クラス成員はだいぶ変わりますが、
 今年も居心地のいいクラスを作りたいな。
 

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あけましておめでとうございます


 明けました。
 昨日書いたんですけど・・・・
 ココログがトラブってアップできなかったらしい。

 今年の決意!なんて普段しないことを
 書いたからかも。
 ということで、それはやっぱり胸に潜めて
 安穏と過ごすことにします。

 今日は・・・
 なんと、朝からジャザサイズ。
 ちょっと今年は頑張ろうかと・・・
 体力勝負な年になりそうなので。

 その後は初売り。
 めいがお年玉で「ウルトラ兄弟変身アイテムセット2」を
 買ってました(^^;;;
 ちなみに、クリスマスにこれの1は私があげたんだけど・・・
 どこまでも変身したいらしい。

 私は自分のものは何も買わず・・・(買えず?)
 夕飯の買い物だけして、
 妹家族を招いて夕食を食べて
 その後はいまだ年賀状と格闘中。
 プリンタが調子悪くてさぁ・・・
 届く予定の皆様、しばらくお待ち下さい。

 明日もジャザ行って(!)
 その後は学習会だったり・・・
 動くお正月だ。(珍しい・・・)

 まぁ、今年もぼちぼち行きます。
 いろいろすみません。

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3連休


 妹の旦那様が出張で、
 子ども二人見るのたいへ~んということで、
 土曜・日曜はお泊まり保育(笑)

 めい(だけど甥っ子)をお風呂に入れたり
 なおちゃん(こっちは姪っ子)に昇られたり
 なかなか、やっぱり大変。

 日曜日は、めいの靴を買いに行ったのだけど
 最近は好みがうるさくて。
 なんとかアンパンマンは阻止して
 なんとナイキとなった。
 結構なお値段でしたわ。

 で、今日は解放されたので
 美容院に行って、ちょっと買い物、と思ってたけど
 ものすごい雨だったので
 引きこもり。
 う~ん、今週切らないと、やばいんだけどなぁ・・・

 来週は、土曜日模試(今回から理社も入って午後まで!)で、
 日曜日は長距離ウォーキングっていう行事。
 どういう年間計画なんだ・・・
 月曜は代休ですが、すでに用事ありなので
 再来週かなぁ・・・結構、前髪やばいなぁ・・・

 と、家にいたのに、何もせずに終わっちゃった。
 年末までに、この家は片付くのか?(爆)
 

 
 
 

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『こころ』な日々~上の五

 うちで使っている教科書では、
 下の三十六からしか載っていない。
 そして、下の四十八で終わりだ。
 これでは、『こころ』の醍醐味は味わえないだろうと、
 他の教科書から上の五~七と
 下の五十四~五十六も引っ張ってきた。
 
 上に関しては私が発表形式で授業し、
 教科書掲載部分から後は、
 生徒に発表してもらうことにしたのだが、
 そのやりとりの中で、深まった読みについて紹介したい。

 まずは、上の五。
 二度尋ねて、二度とも留守だった先生を追って、
 私が雑司ヶ谷の墓地に行く場面。

 質問の仕方を体得してもらうために、
 先生が、まるで次の墓参に誘うかのように銀杏の話をする部分と
 私に「誰の墓か」と聞かれた後、一丁ほど歩いてから答える部分を
 わざと抜いてレジュメを作った。
 
 三人寄れば文殊の知恵。
 四十人集まれば、何でも出来る(笑)
 私の穴はさくっと埋めて、さらに、こんな指摘が・・・

 「向こうの方で凸凹の地面をならして新墓地を作っている男が、
  鍬の手を休めて私たちを見ていた。」というのは、
 今まで毎月一人で来ていた先生が、人と連れ立っているから
 珍しくて、見ていたのではないか。
  ↓つまり
 先生が本当に長い間、一人で墓参を続けていたこと、
 先生の孤独を感じさせる表現になっている。

 指摘されて、なるほどと思った。
 普通に読んでいたら読み飛ばしてしまうところだ。
 丁寧に時間をかけて、みんなで読んだが故に見つけた表現。
 こう言うのを見つけると、ほんとにどきどきする。
 そして、こんな楽しみをしかけてくれている文豪に感謝。
 
 

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『こころ』な日々~イントロダクション

 教員生活十数年目にして、
 初めて、夏目漱石の『こころ』の授業に挑むことになった。
 『山月記』の時に「くどい」と言われた胸の傷が痛むので
 それより長い『こころ』をどうしようかと思い悩んだ。
 
 ・・・そこで、思い出したのが、
 前に友人から聞いた発表形式の授業。
 何人かのグループに、段落ごとにレジュメを作らせて
 発表させる形式で進めたという話だ。
 
 うちの生徒たちの状況と照らし合わせて、以下の方法を考えた。
 基本3人のグループで「構成」「語句」「気になる表現」を
 取り上げたレジュメを作成する。
 発表班以外の2班を質問班とし、発表段落に関する質問をしてもらう。
 質問が読みを深めるのに不十分な場合には、
 他の班にも呼びかけて、質問を募る。
 それらの疑問を、発表班を中心に解決し、その中から「論点」を決め、
 読みを深める。
 最後に、この段落に関しての感想と、発表者・質問者への評価をまとめる。

 最初の2時間は、私がレジュメを作り模擬発表することで、
 質問の作り方と、討論の仕方をシミュレートした。
 ちゃんと話し合えるのか心配だったのだが、
 3人グループでの班討論と、全体討論の二重討論形式が功を奏し、
 想像以上に活発な話し合いが出来た。
 気心の知れた3人の仲間になら、思ったことが言えるし、
 そこで承認されれば、全体に発言する勇気も湧く。
 私のクラスでは、みんなが一斉に手を挙げてしまい、
 指名順を争ってじゃんけんするほど活気を呈している。

 今回、『こころ』を読み直して、
 学生の頃には感じなかった深みを憶えた。
 初めて、漱石の凄まじさを感じた気がした。
 学生の頃の私は、正直、漱石の良さを
 それほど感じられなかったのだ。
 教えるに当たり、注釈書を何冊も読んだということもあるが、
 もっと大きいのは、たとえば、『こころ』の「先生」のような
 罪の意識や、悲しみの深淵や、寂しさを
 私自身が、程度の差はあれ、体得したからなのだろうと思う。
 学生時代の私には、漱石の書く人間が、
 実在のものとはかけ離れているように思えたが、
 今読むと、とてもリアルに感じられる。
 これが、齢を重ねることなのだと、しみじみと思っている。

 私の半分も生きていない高校2年生が、
 この作品をどう読み解くのか。
 その読みを深めるのに、私がどれだけうまく「先達」になれるのか。
 
 一方、こういった形式の授業の醍醐味は、
 私が思いもしなかった読みを、生徒が提示してくれることだ。
 ポイントを漏らさないために、生徒が発表する部分も
 自分でレジュメを作って望むのだが、
 そこに取り上げなかった、あるいは、私が読んだのよりも
 さらに深い読みが出てきたときには、
 鳥肌が立つほどの感動を覚える。
 私自身も、漱石と出会い直す楽しみが感じられるのだ。

 学びあい、学び深める。
 そんな『こころ』な日々を、しばらく楽しもう。
 

 
 

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